東京都文京区駒込にある六義園の紅葉が有名でなので、ちょうど見頃な時期に行ってきました。
読み方は「りくぎえん」です。
江戸時代の大名庭園だった六義園は、三菱財閥の創設者、岩崎弥太郎氏の所有になり、その後に東京都に寄付されたんですって。
駅から近くて、住宅街の中にある紅葉の名所と言われているんです。
都内で紅葉を贅沢に味わえるとなると、行かないわけにはいきませんよね!
紅葉の見頃の時期に行ってみたら、噂にたがわず、とても奇麗でした。
日本を切り開いた一人である、三菱の岩崎弥太郎氏もこの庭園を眺めて心癒されていたのかと思うと、しみじみとした気持ちになります。
六義園は最寄駅からのアクセスが良いので間違えることは無いと思いますが、ちょっと注意が必要なのでその話もしますね。
期間限定で開催されるライトアップイベントは、昼間とは違った幻想的な世界を体験できますよ。
最寄り駅周辺にはカフェやレストランも多いので、休憩や食事の際に困ることはありません。
六義園の紅葉が見頃な時期のテクテク散歩、最寄り駅からのアクセスや注意点、駅周辺のカフェやレストランの様子、ちょっと珍しいランチをご紹介します。

六義園へのアクセスは?最寄り駅から正門まで
六義園への最寄り駅は【JR駒込駅南口】もしくは、【東京メトロ南北線 駒込駅出口2】です。
JR駒込駅南口~六義園
JR駒込駅南口を出て、ちょっとした広場の先にある横断歩道をローソン側に渡ります。
渡ったら、左に進み、本郷通り沿いを歩きます。
しばらく歩くと、東京メトロ駒込駅出口2があります。
そのまま、まっすぐ歩くと案内木柱が出てきますので、右に曲がり、少し歩くと六義園です。
JR駒込駅改札を出て、左に曲がって南口に向かいます。
通路を進んでください。
突き当りに案内板があります。
地図で確認することも出来るので安心ですね。
右へ進みます。
ちょっとした広場があって、その先の横切っている大通りが本郷通りです。
前方の横断歩道を渡って、ローソン側まで行きます。
六義園は園内でお弁当を食べることができるので、ローソンでお弁当とお茶を買って行くのも良いですよ。
ローソンまで渡ったら左へ曲がって、写真の奥の方にまっすぐ進みます。
本郷通り沿いをまっすぐ歩いてください。
まっすぐ歩くと交差点があるので、横断歩道を渡って直進してください。
その先が六義園です。
信号機の先に、緑の茂みが見えますね。
あの茂みが六義園です。
・六義園 染井門
信号を渡った角に、六義園と書いてある石柱と立派な門がありました。
JR駒込駅から2分くらいです。
この門は染井門と言って桜や紅葉の見頃の時期に開いていますが、普段は閉まっています。
私が行った日の2日前までは開門していたようです。
この門から入れば近いのですが、いつものように閉まっていました。
染井門が閉まっていても、休園ではないので安心してくださいね。
実は正門がこの先5分のところにあります。
・東京メトロ駒込駅【出口2】
染井門と同じ角に、東京メトロ駒込駅【出口2】があります。
駒込駅出口2と書いてある白い表示の奥に、地下鉄への階段があります。
東京メトロ駒込駅出口2を出てすぐに染井門があるので、開門している時期はとても便利ですね。
門が閉まっている時は、まっすぐ本郷通り沿いを歩いてください。
・かわいい雑貨やさん
駒込駅周辺や本郷通り沿いの道には、カフェやレストランがたくさんあるので楽しいですよ。
かわいい雑貨屋さんもありました。
雑貨がお好きな方にはちょっと気になるお店が、2,3軒あります。
・六義園入口の案内柱
染井門からまっすぐ450メートルほど歩くと、入口を案内する木柱が出てきます。
この案内がないと横断歩道を渡って、そのまま直進してしまう人がいるのかもしれません。
赤い矢印の指示通り、右に曲がります。
・石畳の道とレンガを使用した外周塀
右に曲がると、歩いてきた本郷通りとは一転して石畳とレンガの塀でレトロな緑豊かな道になります。
ここ雰囲気がありますね。
歴史を感じられるレンガの塀が見えてきました。
レンガの内側が六義園で、塀の先が正門です。
六義園は江戸時代の庭園ですが、洋風のレンガ塀があるんです。
おしゃれというか、重厚感があってかっこいいです。
このレンガの塀は文化財になっています。
改修前のレンガ塀は、第二次世界大戦後に文化財として整備された頃に作られたものです。
・六義園 正門
いよいよ、正門入口です。
JR駒込駅から7分、東京メトロ南北線駒込駅からも5分程で到着しました。
アクセスが良いですね。
早速、中に入ります。
・六義園 入園料
窓口で支払った料金は大人300円です。
その他の六義園の料金は、65歳以上は半額の150円。
小学生以下と都内在住または在学の中学生、障害者手帳を持っている方とその付き添いは無料です。
ここから徒歩16分にある旧古川庭園にも入園出来る、共通チケットもあります。
一般が400円、65歳以上が200円です。
このほか、年間パスポートもありました。
もしも六義園の近くにお住まいでしたら、お散歩がてら、桜の時期や紅葉の時期、夏の夕涼みや雪の景色なども楽しめます。
年間で一般1200円、65歳以上600円はお得ですね。
旧古川庭園はバラや紅葉で有名です。
六義園と旧古川庭園を行きたい放題で、年間一般4000円、65歳以上2000円のパスポートも良いですよ。
六義園紅葉の見頃は本当にきれい!
六義園の紅葉の見頃は例年、11月の下旬~12月中旬です。
その年の気温や日照時間にもよりますが、色付きが一番良いのは12月上旬かと思います。
ちょっとずれていますが、私が行ってきた12月第2週でも十分素敵でしたので、今年の様子をお伝えしますね。
では園内を把握しましょう。
六義園内の地図です。
園内にはこのような現在地を表した看板が所々にありますので、見ながら歩くと楽しいですよ。
中心にある池の周りを囲むように、マツやモミジ、ハゼ、ケヤキ、シダレザクラなど樹林が取り囲んでいます。
六義園は池に沿って遊歩道があって、その道順に行くと一通りのものが見れて楽しいです。
奥まで行くと茶屋もあって良いですよ。
紅葉の見頃はやっぱり素敵!
12月の第2週に行きましたが、十分にきれいで見ごたえがありました。
ライトアップイベントも数日前に終了して染井門も閉まっていましたが、きれいに色づいています。
お天気も良く、青空の中に紅葉が映えてきれいです。
この日に来て良かったです。
まだまだ見頃ですね。
紅葉と言えば、一般的に小さな子供の手に例えられますが、かわいいですね。
紅葉を眺めながら池の遊歩道を進むと、何か屋根のようなものが見ええてきました。
売店のようです。
おみやげ物が売っていたり、うどんのような軽食が販売されています。
売店近くの紅葉もきれいに色づいているので、ここでお茶出来たらいいですね。
手作りのおにぎりを食べたり、おしゃべりしたりと楽しんでいます。
イチョウと紅葉の木々、3色のコントラストがめちゃきれいです!
吹上茶屋で一休み
六義園にはつつじ茶屋、滝見茶屋、吹上茶屋の3つの茶屋があります。
飲食が出来るのは、池のほとりにある吹上茶屋でお抹茶と和菓子のセットがいただけます。
つつじ茶屋と滝見茶屋は休憩所になっています。
せっかくなら茶屋で一休みしたいですね。
ふと見ると、松の木を囲むように均等に縄が張っています。
都内ではなかなか見れない、雪吊りですね。
北陸などでよく見る、樹木の枝が雪の重みで折れないように保護するものです。
都内で雪吊りが見れる、なんていいんでしょう!
注文したのは「お抹茶とどら焼きのセット850円」です。
お抹茶と程よい甘さのどら焼きがとても合います!
赤い毛氈が敷かれた長椅子に座って、お抹茶とどら焼きを頬張りながら、池と紅葉を楽しみます。
12月の第2週とはいっても、ぽかぽかしていて気持ちがいいですし、紅葉も見頃できれいですよ。
つつじ茶屋、渡月橋、大泉水
・つつじ茶屋
つつじ茶屋は茶屋と付きますが、休憩所として楽しまれています。
つつじ茶屋という名称は、つつじの花が見えるからなのかなと思ったのですが、そうではありません。
つつじの古木で作らているのでつつじ茶屋と言います。
ここから見る紅葉も素敵ですよ。
・渡月橋(とげつきょう)
厚い2枚の岩が合わさって出来ている橋です。
狭い岩幅なので、譲り合って渡ります。
この橋を渡った時は、ただ岩の橋くらいにしか見えませんでした。
裏山から見ると、
橋は大きな岩で支えられていて、紅葉と橋と池の調和が絶妙にいいんですよ。
風情がありますねー。
・大泉水
六義園は中心は大泉水(池)があってその周りに樹林が取り囲んでいます。
空と緑、池の水に木々が映り込んでいて、とても奇麗な眺めです!
あの三菱の岩崎弥太郎氏も、この景色を見ていたんでしょうね。
都会にある庭園なのにビルが見えないという風景は、素敵な眺めだと思います。
気持ちが和みますね。
紅葉の見頃に合わせたライトアップイベントと予約券の購入
ライトアップイベントは、2022年は11月23日~12月4日でした。
クリスマスツリーのような雪吊りと、金色にライトアップされた木々が水面に映しだされます。
幻想的な世界です。
ライトアップ期間中は17時に一度閉園して、18時から夜間特別鑑賞のため再開します。
入場の際は、時前に「夜間特別鑑賞券」を予約サイトから購入する必要があります。
2022年は1、000円でしたが、徐々に値上がりするかもしれません。
17時に閉園して、ライトアップイベントが18時の再開だと1時間待たされますね。
六義園周辺には、カフェや食事をする場所はたくさんあるので大丈夫です。
六義園周辺のおすすめランチ
一般的に六義園は、午前中に観賞される方が多いようです。
出てからランチという時には、せっかくなので周辺で食べたいですよね。
六義園の周辺には、カフェやレストランもたくさんあります。
六義園の周辺には、イタリアン、お蕎麦屋さん、和食などありますが、私はカフェでランチをしました。
カフェ ポート ブルックリン
駒込駅に戻る途中にある、【カフェ ポート ブリックリン】
実は、六義園に行く途中、このお店の前を通った時にちょっと気になったお店です。
お店の前にある、チョークで書かれた看板が目に留まります。
内装はちょっとレトロでおしゃれです。
ブルックリンというのは、アメリカ、ニューヨークの街の名前なんですね。
他のお客さんは、六義園帰りの観光客や地元のビジネスマンで落ち着いた雰囲気でした。
メニューを見ると、ガレットが3種類、パスタ、ビーフシチューがありました。
ガレットが3種類もあるなんてすごい。
「サーモンチーズとトマトのガレット」 「ベーコンと卵のガレット」 「スモークサーモンとアボカドのサラダガレット」です。
ガレットがおすすめのようですね。
これは食べなきゃ!
私が選んだのは、「スモークサーモンとアボカドのサラダガレット」です。
サラダもいっぱい乗っているので、野菜不足にもちょうど良いですね。
ガレットにコーヒーとデザートのキウイが付いていて、1420円(税込)です。
コーヒーのカップも大きいし、デザートのキウイもちょうど良い量です。
サーモンとアボカドのサラダガレット
ガレットは蕎麦粉で作ったクレープですが、実は初めて食べるんです。
おしゃれですね。
メニューの名前の通り、サーモンとアボカドがしっかり入っています。
その他に、グリーンリーフ、水菜、ゆで卵、大根、上にあるのは紫大根かな、かぼちゃなど野菜がたっぷりです。
端に見えるガレットの生地だけを一口食べてみると、モチモチッとした食感と蕎麦粉の香ばしい風味が口の中に広がります。
おいしい、これ美味しいです!
ガレットにサーモンと野菜を巻いて食べると、サーモンのトロッ、野菜のシャキシャキ、ガレットのモチモチが合うんですよ。
驚いたのは、生で食べることが出来る「鈴かぼちゃ」です。
スーパーに出回る事はあまりないそうで、お店も市場から取り寄せているとの事なので珍しい野菜です。
食べてみると、ポリっとした食感です。
甘みは無く、ほんの少し青臭さがあるんですが、食べにくいということはないです。
味が取り立てて美味しいというより、食感を楽しむ野菜だと思います。
「カフェ ポート ブリックリン」はおいしいガレットが楽しめるカフェです。
ガレットが食べられるお店って少ないと思うので、六義園の周辺に行かれた際は寄ってみてください。
六義園近辺のホテル
JR東日本ホテルメッツ駒込
「JR東日本ホテルメッツ駒込」の特徴は駒込駅改札を抜けたらすぐホテルというビジネス、観光の拠点として恵まれたロケーションな事です。
六義園へ徒歩6分です。
アパホテル〈駒込駅前〉(全室禁煙)
○○「アパホテル〈駒込駅前〉(全室禁煙)」ホテルは駒込で一番高い14階ホテルです。
駒込駅北口から徒歩3分の距離にあり、六義園までは徒歩9分です。
R&Bホテル大塚駅北口
「R&Bホテル大塚駅北口」は六義園の最寄り駅のJR駒込駅の隣、JR大塚駅前のホテルです。
朝食の焼き立てパンが人気です。
まとめ
六義園の紅葉の見頃は11月末から12月中旬です。
12月第2週に行ったので、そろそろ見頃が過ぎているかなと心配しましたが、十分にきれいな紅葉を見ることが出来ました。
混んでいる時期より、ゆっくり見ることが出来ると思います。
アクセス時の注意点としては、最寄り駅から近い染井門は普段は閉まっています。
門が閉まっている時期は、正門まで歩いてください。
たくさんの人が紅葉の見頃を楽しんでいました。
吹上茶屋では、お抹茶とどら焼きをいただきながら、見頃な紅葉を楽しめました。
つつじ茶屋からみる紅葉も素敵です。
岩で出来た渡月橋は渡った後に、裏山から橋をみてくださいね。
水の奇麗な大泉水を眺めながら癒されてください。
六義園の周辺にはカフェ、レストランがたくさんあるの困りません。
私が行った「カフェ ポート ブリックリン」は3種類ものガレットがあって、とても楽しめました。
六義園にお近くの方は年間パスポートを購入して、ゆったりとした時間を過ごすのもいいですね。
六義園の紅葉が見頃の時期はとても奇麗です。
1時間くらいで観賞が出来て癒されるスポットなので、是非、行ってみてください。
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