ザリガニ釣りの思い出の池~今も残る小石川植物園の自然

ザリガニと言えば、先日、懐かしいことがあったんです。
先日、私は、家から自転車で15分ほどのところにある植物園の前を、偶然通りかかりました。
そこは昔はよく来て遊びましたが、もう何十年も足を踏み入れていませんでした。
この日は時間もあったし、懐かしさがいっぱいだったので、久しぶりに覗いて見ることにしたんです。

変わらない園内の景色が目に映ると、子供のころの思い出が蘇ってきます。。
小学生の頃は、夏休みになると、この植物園の池でザリガ釣りに夢中になっていました

そんな懐かしい体験をお話しします。

幼いころ、ザリガニ釣りをした思い出の池

私が小学生の頃、夏休みはザリガニ釣りが人気でした
近所の上級生のお兄ちゃんや友達と一緒に、よくこの植物園の池でザリガニを釣りをしたんですよ。
池を見渡すと、懐かしい思い出がよみがえります。


そうそう、こんな所だった。
植物園にはいくつもの池があるのですが、もう何十年も前の事なので、どの池でザリガニ釣りをしていたのか思い出せませんが、このような浅い池だったのは覚えています。

ザリガニ釣りの思い出

池のほとりに座って、ザリガニがいそうな場所を狙うんです。


池のほとりに荷物を置くと、まずは落ちている枝を拾いに行くんです。。
ちょうどいい長さの枝を見つけるために、木が茂っている所まで行ったこともあったな。

釣り竿など持っていないので、色々と工夫して長い棒を調達するんです。
友達は、先が焦げて使えなくなった菜箸を竿にしていたこともありました。

棒が用意出来たら、タコ糸でスルメイカをくくりつけ、簡単な釣竿の完成です。

池の中をじっとみて、ザリガニを見つけたら、そーっとハサミの先にスルメイカを沈めます。
ザリガニが見当たらなかったら、潜んでいそうな水草辺りにスルメイカを沈めてじっと待ちます。

池に落ちることはなかったですが、毎回、洋服のどこかは濡れていました。

ザリガニがスルメイカに気づくと、しっかりとハサミでつかんだタイミングで引き揚げる
ハサミを離さないうちに、背中の部分を持ってGET!
最初は直に触るのが怖かったけれど、慣れれば大丈夫。

赤くてハサミが大きく、目もキラキラしたザリガニが釣れると感動したものです。

捕れたザリガニは大切に水の入った虫かごの中に納めました。
友達と釣ったザリガニを見せ合いっこしたりしましたね。
汗をかきながらも笑っている友達の顔が目に浮かびます。

釣ったザリガニの中には、お腹に黒い点々があるのがいて、「これ、卵だよ」と上級生が教えてくれました。
オスはハサミが大きいという事も上級生から教わりました。
あの頃は遊びの中で、いろいろなことを知ることができました

ハサミをなかなか離さないザリガニを、面白がって振り回したりもしました。
今思うと結構ひどいことをしていましたね。

こんな虫かごに、捕ったザリガニを入れて持って帰っていました。
私はこの池のほとりで、友達と自然の中で遊ぶ楽しさを経験したんです。

今も、ザリガニいるかな。
こんな岩かげに隠れているのだけど。
残念ですが、この日はザリガニを見つけることができませんでした。

後から、事務所の方に聞いてみたら、今はザリガニ釣りは禁止されているとの事です。でも池にはザリガニはいるそうですよ。
私は、ザリガニを見つけられず残念でしたが、とても懐かしい気持ちになりました

この日見つけた、その他の生き物

ザリガニはいませんでしたが、他の生き物はいましたよ。
私がその日見つけたのは、ウシガエルと大きなカメです。

・ウシガエル

ヴォー、ヴォーと低い音で鳴いているのは、ウシガエルです。

水の中の大きなカエルたちがじっとしていたり、動き回ったりしています。
水面がゆらゆらと波打ったので目をやると、カエルがスイスイと泳いでいます!

・大きなカメ


カエルの泳ぐ姿を見たと思ったら、今度は、池の岸に何やら黒い物体が動いています。何かがもさもさと動くとおもったら、なんと大きなカメが池から上がってきました

時代が変わっても、この池は昔と変わらずに自然の姿を保ってくれていました
この池が今も残っていてくれて、私は本当にうれしく思います。

石川植物園のみどころ

池にいたカエルやカメが気になって見てたら、周りにすごくキレイな建物があることに気づきました。
そういえばこの敷地は小石川植物園と言って、東京大学の研究施設なんです。

・旧東京医学校本館


池の近くにこんな素敵な建物があるのに、子どもの頃は全く気づきませんでした。
ザリガニ以外、興味がなかったんでしょうね。
この建物は東京大学の前身、旧東京医学校本館で、今は総合研究博物館になっています。
残念ながら臨時休館中でした。

園内にある植物は研究施設の植物だけあって、普段見ている植物でもちょっと違っておもしろいですし、またネーミングもおもしろいんですよ。

・ニュートンのリンゴ

あのアイザック・ニュートンがリンゴの実が木から落ちるのを見て、「万有引力の法則」を発見したと言われるリンゴの木です。

ニュートンの生家にあった木は、接ぎ木によって、各国の化学に関係ある施設に贈られています。
日本にも贈られ、挿し木したものが育っているんです。


ニュートンのリンゴの子孫だと思うと、わくわくします。
それが日本で見られるなんてスゴイですね。
子どもの頃には気づきませんでしたが、小石川植物園にはこんな貴重な研究用の木が集められているんですね。
大人になって、初めて知りました。

・メンデルのブドウ

普通のブドウの棚にみえますが。


遺伝学の基礎を作ったメンデルが実験に用いた由緒あるブドウの分株なんですって。
ブドウは遺伝学の研究において重要な役割を果たしてきたそうですね。

大正初期に日本に運ばれた分株からは、しっかり果実が生まれています。


歴史上の人物が研究に使っていたブドウの分株が、ここ小石川植物園にあるなんてスゴイです。

・大きな大きな「ヒマラヤスギ」

この木、見事な枝ぶりですね。
このエリアにはこのようなヒマラヤスギが他に3,4本もあるんですよ。
樹齢も何年なのでしょうね。

幹は太くて力強く、太い枝はたくさんの方向に広がっています。
枝わかれしているところには、ぴったりと座れそうなスペースがありますね。

「木には登らないでください」と書いてあるのですが、子供の頃、友達と一緒によじ登っていた記憶があります。
手をかざしてみると木のぬくもりや鼓動が感じらます。
幼少の頃の私はここからパワーをもらっていたのかもしれません。

・都内では珍しい「水カンナ」


この植物は「水カンナ」と言って、池に咲いている植物です。
わかりくいと思いますが、ここは池です。
水カンナは大型の水生植物で、高さは2m以上もある背の高い植物で、葉もとても大きいですよ。


茎の先端に咲いている花は紫色で白い粉がかぶっています。
都内で見るのは珍しいですよね。
これも研究の対象なんでしょう。

・百葉箱(ひゃくようばこ)


向こうに見えるのは、昔懐かしい百葉箱です。
私が小学生の頃に校庭の隅にありましたが、今はあまり見かけることは無くなりましたね。
さすが研究施設なので今も置いてあるのですね。

まわりに広がる癒しの空間

ふとまわりを見渡すと、とても緑豊かですてきな小道が続いていました。
この日は時間もあったので、少し周りも散策してみました。

主要な道から横道に曲がると、高い木々が涼しげな影を落とします。

セミの声で外の音はかき消され、大きな木は日差しを遮ってくれるので、どこかの避暑地に来たみたいです。
帽子を脱ぐと、心地よい風が頬に当たって、本当に気持ちが良いです。

ここ、東京の文京区ですよ、この自然には驚きです!


ふと足元に目を向けると、小さな赤い実が
緑がいっぱいの景色の中で、この赤い実がひと際目立っていました。


主要な道路はきれいに整備されていますが、多くの横道に入ると、そこは山道のように勾配もあって、ハイキングしているような気分になります。


このエリアは足下にはふかふかの緑の草が広がっていて、歩くたびに心地よい感触が伝わってきました。


木漏れ日がいいんですよ!
絵を描いている方が多かったです。

静かで落ち着いているんです。
遠くにセミの声がだけが聞こえるだけで、とても静かです。

緑豊かで、こんなに広い植物園だとは子供の頃は知りませんでした。


緑の中の木陰のベンチでゆっくり過ごす。
とても気持ちが良い時間です。
セミの声と風にそよぐ木々の中に身を置くと、不思議と優しい気持ちになります

まわりを見渡せば、皆それぞれ、自然の空間をたのしんでいます。この場所にいると、本当に気持ちがいい!
日陰の場所では暑くなく快適だし、風も心地よく感じます。
こんなにも素敵な場所が家の近くにあるなんて!
この場所を発見できてよかった

疲れている時にはここに来よう。
涼みに来るだけでもいいですね。

売店と自動販売機もあるので、散策して小腹がすいても安心ですよ。

散策している途中には、虫にもさされたので、かゆみ止めは必要です
日差しが強い場所もあるので帽子もあるといいですね。
そういえば、昔、ザリガニ釣りに行く際は、母親からよく、帽子をかぶって行きなさいと言われていたっけ。
に、懐かしい思い出と緑豊かな憩いのこの場所は、次回は家族と一緒に来てみたいと思います。

小石川植物園付近のホテル

ホテル ベルクラシック東京

「ホテル ベルクラシック東京」ホテルはJR大塚駅徒歩1分という好立地で、池袋や新宿などの都心へのアクセスが便利です。
小石川植物園には大塚駅からバスで15分程です。

三井ガーデンホテル上野

めい「三井ガーデンホテル上野」いの特徴は2023年にリニューアルされた室内はシックなデザインで落ち着いた雰囲気です。
近くに上野公園、国立科学博物館など観光スポットが近いです。
小石川植物園にはバスで行くことができます。

 

東横INN後楽園文京区役所前

「東横INN後楽園文京区役所前」から小石川植物園には徒歩20分くらいです。
東京ドーム、講道館、日本武道館などの観光スポットに近いです。
無料の朝食が提供されます。

まとめ

小学生の頃は、小石川植物園はザリガニ釣りをする場所だと思っていました。

数十年ぶりに小石川植物園に行くと、当時、ザリガニ釣りで遊んでいた時の思い出がよみがえってきました。
今は、ザリガニ釣りは禁止されているとの事ですが、池にはカエルやカメがいて、昔と変わらない自然がありました。

子どもの頃は、正門と池の往復でしたから、他を見ることはありませんでしたが、
大人になって改めて散策してみると、今も風情を残しているとてもいい場所でした。

ベンチに座ってセミや風の音に耳を傾けると、時間がゆっくりと流れていくのを感じました。
ここは自然と触れ合う贅沢な空間で、昔から変わらない良さがあります。
私はここで心を落ち着かせて安らぎを得ることができました。

そんなすてきな植物園が、都内にあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました