千鳥ヶ淵緑道は樹齢60年以上の桜並木!おもてなし度抜群のトイレと持ち物

千鳥ヶ淵緑道というと都内有数の桜の名所ですが、夏は「緑道」と言うだけあって緑が素晴らしいですよ。
260本の桜の木があふれるほどに葉を生い茂らせて、緑深い場所へと連れて行ってくれます。
樹齢60年以上の木々の中を通る散歩は、木々の生命力を感じ、どこか安心感を思い出す癒しのスポットになっています。
東京の中央に位置する九段下駅から徒歩3分、都会の喧騒を忘れるほど落ち着く場所です。

散歩中のトイレってどうされていますか?
散歩中のトイレほど厄介なものってありませんよね。
千鳥ヶ淵緑道の散歩で、もう一つおすすめなのは、おもてなし度抜群の公衆トイレです!
誰もが清潔、快適、安全に利用できる、整備された公衆トイレを紹介しますね。

又、夏の千鳥ヶ淵緑道散歩に持っていった方が良いものもお伝えします。

地図では徒歩13分になっていますが、私は桜の木々と重厚なお堀の眺めを楽しみながら20分くらいかけて歩いています。

九段下駅から千鳥ヶ淵緑道の散歩は、緑深い癒しのスポット

大都会東京の真ん中にある癒しスポット、夏の千鳥ヶ淵緑道をご紹介します。
千鳥ヶ淵といえば、「さくら」を思い出しますが、夏の緑深い緑道も癒しのスポットですよ。

内堀通り沿いのお濠はハスの葉と眺望に驚く

地下鉄「九段下駅」出口2番から地上に出ると、最初に目に入るのが千鳥ヶ淵です。
(正式にはここは牛が淵という名称がありますが、千鳥ヶ淵と呼ばれることが多い)

靖国通りという大通りに沿っている千鳥ヶ淵は、春は水面に桜が映る、都内有数な桜の名所ですが、夏は水面が見えないほど、ハスの葉がぎっしり広がっていました。

こちらをいつも通る私ですら、いつの間にか、こんなに葉が埋め尽くしているとは!
短い間で、これだけ広いお濠を緑いっぱいにしてしまう夏のハスの力強さに驚いてしまいます。

よく見ると葉の間から閉じた蓮の花が見えました。
蓮の花は午前中に咲き、午後には閉じてしまうので、開花を見たい場合は朝が良いですよ。

春のお濠は全く違う姿を見せてくれます。
桜が水面にはっきりと映し出されていて、ピンク色に染まっています。

水面に向かって垂れ下がって咲いている桜と、堂々とそびえ立つ武道館
春の暖かさを感じます。

緑道に入る手前から見た水面です。
緑の深さがすてきでしょ!
緑色がはっきりと映っている、夏ならではの眺望です。

その先に小さく見えるビル。
写真ではわかりにくいのですがスカイツリーが見えるんです!
東京の真ん中でさえぎるものがなく、ここまで遠くが見える場所は少ないと思います。
夜のお堀は真っ暗ですが、その先に見えるビルとスカイツリーの夜景は、昼とはまた違った雰囲気で良いですよ。

柵の手前にあるベンチには、昼は休憩している人、夜は会社帰りに缶ビール片手に夜景を見ながら語り合っている人。
憩いの場所です。

樹齢約60年以上の桜並木が続く千鳥ヶ淵緑道

全長約700メートルの千鳥ヶ淵緑道には、樹齢60年以上の桜の木が260本あり、木漏れ日の並木道を作っています。
かつて路面電車が走っていた緑道は、今はボート乗り場やミストシャワーもある、皆の憩いの場所になっています。

早速、緑道に入っていきましょう。
お濠沿いを左に曲がると遊歩道があり、ボート乗り場先までの約700メートルが千鳥ヶ淵緑道です。
対岸を含んで樹齢60年以上、260本もの桜の木があります。

ごつごつした桜の幹にそっと手をかざしてみると、手のひらを通して、木の力強さと暖かさを感じました。
なんだか落ち着くんですよ。
都会の真ん中で、木の生命力を感じることができるこの散歩道は、私の癒しのスポットです。

木々がたくさんの葉をつけて、緑の世界を作り出しています。
一歩緑道に入ると、車の走る音も消えて、耳に入ってくるのは鳴り響くセミの声と小鳥のさえずり。
セミの声が騒がしいと思えるほどの音に包まれて、青葉のトンネルを歩きます。
うだるような暑さですが、緑道は木漏れ日と涼しさが気持ちが良いです。

紫の草花、みつけた!
草花を眺めるのもお散歩ならではの楽しみです。

かつては、ここを路面電車が走っていた

あまり知られていませんが、千鳥ヶ淵緑道には昭和5年まで路面電車が走っていました。
廃線の跡地なんですね。
昭和54年に千鳥ヶ淵緑道が整備され、散策にも適した緑道に進化しています。

なるほど。
千鳥ヶ淵緑道には当時の形跡などは全くありませんが、確かに、電車が走っていてもおかしくない形状の道です。

ここを路面電車が走っていたと思うと、当時の人も電車の窓から向こう側の土手と木々を眺めていたのでしょうか。
私たちと同じようにお濠の水面と木々のコントラストに癒された事でしょう。

そう考えるとなかなか余韻がありますね。

ミストシャワーもある憩いの場

右に見える白いものは、ミストシャワーです。
木々の葉の下を歩けば直射日光を浴びることは少ないですが、ミストシャワーは浴びると涼しいですし、ちょっとウキウキしますね。

千鳥ヶ淵緑道は非常によく整備されていてバリアフリーなので、ベビーカー、車いすも快適に散歩できますよ。
ベンチに座ってお弁当を食べたり、電話をしていたり、皆さんそれぞれの時間を過ごしています。
私もしばらくの間、お濠を眺めながら蝉の声を聴いていました。
贅沢な時間ですね。

千鳥ヶ淵のボート乗り場

千鳥ヶ淵ボートはお花見シーズンは大変混みあいますが、夏は暑い中にボートに乗る人は少ないのでしょう。
乗り場は静かで、白鳥ボートがお客さんを待っています。

ピンク色のボートを見つけました。
暑い中に乗ったボートからは、乗った人にしか見ることの出来ない、素敵な夏の景色が見えるのでしょうね。
そう思うと乗ってみたくなりました。

おもてなしのトイレが素晴らしい

千鳥ヶ淵周辺にはいくつかのトイレがありますが、おもてなし心がいっぱいのトイレを2つ紹介します。

九段下公園の公衆トイレ

九段坂公園は靖国通りに沿いにある長細い公園です。

九段坂公園の公衆トイレは濃いグレーのスタイリッシュな外壁。
ミストシャワーでお出迎えです。

中にはいると、スギの木が貼られている内壁からいい香りがします。
温水洗浄便座あり、傘かけフックありなど、十分すぎる設備と清潔、明るい、安全な公衆トイレです。

一昔前の公園の公衆トイレは、うす暗く床がしっとり濡れていて、壁には落書き、何とも言えない臭い、設備が壊れていて、怖い。
私は出来ることなら使いたくない場所でしたが、公園の公衆トイレの概念を覆すようなトイレになっていました。

というのも、千代田区はオリンピック・パラリンピックを機に10億円もの費用をかけて公園や道端にある36か所の区立公衆トイレをリフレッシュしました。

九段坂公園トイレは、男性・多機能・女性トイレがあります。

女性用トイレに入ってみた


すぐ目につくのは木、内壁にスギの木の板が貼られています。
上を見上げると屋根裏もスギの木の板です。
山にある建物のようですね。
うん?なんだろ?
あ、木だ!
木のいい香りがします!
ここ公衆トイレですよ、テンション上がります。

女子トイレには洋式個室が2つあり、温水洗浄便座が付いていました。
日本のトイレ文化といえば温水洗浄便座。
これぞ、おもてなしですね。

個室内にはベビーチェアと着替え台もあって、小さな子供と一緒に入ることができるのはお母さんにとって安心です。
又、手すりが併設されているのも優しい設計です。

手洗い洗面台の横に、傘や杖をかけるフックがありました。
傘って壁に立てかけたり、台にかけたりしても、滑って床に落ちるんです。
こんな設備が欲しかったんですよ、うれしいですね。

多目的トイレ

洋式便座に背もたれがあります。
左右に手すりがありますし、後ろの台にバッグも置ける優しい設備です。

おむつを交換台を開くと、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語での使用方法と注意書きが表示されていました。
国内外の人にやさしいですね。

入口は開閉しやすいスライド式の戸です。
バリアフリーなので、ベビーカー、車いすもスムーズに入ることが出来ます。
広いので、車いすも回転できますね。

ベビーチェアと着替え代はもちろん、おむつ交換台もありました。
給湯設備付きオストメイト対応設備ももちろんあります。

男性トイレの写真はありませんが、洋式個室1つに小便器があって、設備は女性トイレと同じです。

千鳥ヶ淵緑道のトイレ

千鳥ヶ淵緑道トイレは千鳥が淵ボート乗り場近くにあります。
和風モダンな造りで白と茶を基調とした清潔感あるトイレですよ。
男性・多機能・女性トイレがあり、基本的には九段下公園トイレと同じ仕様になっていました。
おむつ交換台、ベビーチェア、着替え台、温水洗浄便座、給湯設備付きオストメイト対応設備です。


女性個室トイレにベビーチェアと着替え台、温水洗浄便座がついています。
驚いたのは、子供用の補助便座まであったんですよ!
なんて親切なんでしょう!
それに誰にも持っていかれない。

日本すごい!

千鳥ヶ淵緑道トイレは、入るとパッと明るくなる人感センサー照明です。
電気が消えていて入りずらいなと思っても、近づくとつきますから心配しないでくださいね。

今までの公衆トイレの、汚い、臭い、怖い、壊れているイメージは一切ありませんでした。
公衆トイレとは思えないほどの清潔、明るい、安全なトイレです。
散歩の際は、利用してみてはいかがですか?

夏の千鳥ヶ淵緑道の散歩に用意した方が良いもの

千鳥ヶ淵緑道を散歩する際に、持って行った方が良いものがあります。

 

  • 水分補給のための飲み物
  • 紫外線対策の帽子
  • 虫よけスプレーやかゆみ止めの薬
  • ごみ持ち帰り用のビニール袋

水分補給のための飲み物

飲み物を用意することをお勧めします。
千鳥ヶ淵緑道には水飲み場はいくつかありますが、お堀の周辺で自動販売機を探すのは大変ですよ。
私はベンチに座って一休みする際に、ちょっと喉を潤したいので必ずバッグの中にペットボトルを一本入れています。

夏の散歩は喉が渇きますから適度な水分補給は大切ですね。

紫外線対策の帽子

直射日光の当たるところもありますので紫外線対策として帽子があると良いです。
うっかり忘れた時は、日焼けが気になるんですよ。
秋に美容院に行った時に頭皮が焼けてますね。って言われたことがあるんです!
それからは夏の散歩に帽子は欠かせません。

散歩の際の日焼け対策としては、日傘より断然、帽子です。
両手が空いて歩きやすいですから。

虫よけスプレーやかゆみ止めの薬

大都会東京の真ん中ですが、これだけの緑があるということは、虫がいて当然ですね。私は2か所刺されてしまって、刺された箇所はまだあかくなっているんです。
ダメだと思っていてもついつい掻いてしまって、あとあと困ることのないように、
虫よけスプレーやかゆみ止めを用意しておきましょう。

虫に刺された箇所を気にしながら散歩をするのは楽しくないですから。

ごみ持ち帰り用のビニール袋

お昼時は、緑道でお弁当等食べられている方もいらっしゃいます。
緑のなか、お濠を眺めながらの食事は気持ちがいいですよ。
ごみ箱の設置はありませんから、お弁当等を食べらる方はビニール袋を用意すると良いと思います。

緑道にポイ捨てしたごみを見かけたことはありません。
みなさん、きちんと持ち帰っているようですね。

千鳥ヶ淵緑道近辺のホテル

 

京王プレッソイン東京九段下

「京王プレッソイン東京九段下」は地下鉄九段下駅より徒歩2分、靖国神社、日本武道館まで徒歩6分。
ビジネス・レジャーに最適な立地です。
美味しさにこだわった朝食が無料サービスです。

ホテルモントレ半蔵門

江戸の伝統と和をイメージした「ホテルモントレ半蔵門」
江戸の伝統色をテーマに華やかさ、粋、遊び心を表現した機能的なお部屋です。
徒歩で千鳥ヶ淵緑道や皇居まで行くことができます。

住友不動産ホテル ヴィラフォンテーヌ東京九段下

「京王プレッソイン東京九段下」は千鳥ヶ淵緑道、日本武道館へも徒歩で行くことができます。
シックな内装のスタイリッシュホテル。

まとめ

九段下駅から約1キロメートルの散歩はいかがでしたか?
260本の緑あふれる桜の木とセミの声は都会の喧騒を忘れるほどの自然を感じられます。
桜の時期とは全く違った夏の景色の中で、濃い緑のパワーを浴び、木漏れ日の中で風を感じ、重厚なお濠を眺めながらの散歩です。

散歩の途中にあった2つのトイレは、誰にでも優しい設備の整った、明るく、清潔で、安心なおもてなし抜群機の公衆トイレでした。
機会があったら是非、利用してみてください。

千鳥ヶ淵緑道を散歩の際には、これらの持ち物を忘れないでください。

暑い中での散歩には水分補給は大切なので、飲み物をお持ちくださいね。
緑道は緑が多いので直射日光を浴びることは多くありませんが、帽子をおすすめします。
特に虫刺され対策は忘れがちですよ。
ビニール袋もお忘れなく。
持って行くと行かないでは、散歩の楽しみが違ってくるので、お忘れなくご用意くださいね。

地下鉄九段下駅から千鳥ヶ淵緑道の散歩はゆっくり歩いて約20分です
気分転換に、近くに寄った際にぜひ散歩してみてください。

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