我が家の周りには昭和レトロなお店がまだまだ残っています。
こちらが、今日歩いたルートです。
ご覧のとおり都心部ですが、神楽坂は情緒ある素朴な佇まいのお店が今も残っているので紹介しますね。
手作り豆腐「かつのとうふ」
昭和の神楽坂の面影が残っている手作り豆腐の「かつのとうふ」さん。
豆腐屋って店の中に入ると大豆の香りがふゎっと漂い、懐かしい気持ちになるんですよ。
ケースの中には新鮮で美味しいおぼろ豆腐や厚揚げ、油揚げの他に、豆腐を使ったお惣菜やソイプリンなどがあります。
お店の前には、きれいに洗って干してある道具がありました。
寸胴は大豆を入れるもので木の箱は絹ごし豆腐を固める箱だそうです。
穴が開いている箱は木綿豆腐用なんですって。
古い機械が歴史を感じますね。
時間によっては手作りの工程を見学できることも手作り豆腐屋の楽しみのひとつ。
下街らしい手作り感たっぷりな作業場です。
まな板の上にあるのは豆腐切り包丁ですね。
水槽に放した豆腐は真っ白できれいです。
豆腐屋さんから購入する醍醐味は目の前の水槽からすくってくれること!
昔は家から持ってきたボールの中に豆腐を入れてもらう買い方だったそうですよ。
今はそのような買い方はさすがにありませんが、水からすくってケースに入れた豆腐を手渡されると、ビニール袋が少し濡れていて、ヒヤッとするんです。
手作り豆腐屋さんっていいなと思う瞬間です。
新鮮な豆腐は大豆本来の味や栄養を楽しめるし、何といっても大豆の甘みとコクがたまらない!
おからもただビニール袋に入れられているのが良いんです。
それも50円ですよ。
今日、買ったのは、
絹豆腐、おから、油揚げ、厚揚げです。
久しぶりにおから煮をつくろうかな。
厚揚げは焼くと美味しいです。
和菓子屋の豆大福「五十鈴」
おいしい和菓子屋があります。
「五十鈴」は結構有名だから混んでいる事もありますが、ここの豆大福が美味しいんですよ。
私は和菓子が好きで豆大福をよく買っていますが、みたらし団子も美味しいですよ。
写真には切れてしまっているのですが、豆大福の横に「出来立てです」と書かれた札があるじゃないですか、ラッキー!
作りたてのままを売っているんですよ。
指でツンツンと触ってみると、柔らかくて食べるのが楽しみ!
この大福はコクのあるこしあんで、お餅がビヨーンと伸びる柔らかさが美味しくて、コンビニの物とは比べ物にならないですよ。
袋に入っているから固くならないのも良いですね。
お餅に包まれたあんこが口の中でとろけるんです。
ほっと一息ついて温かい緑茶をすすると気持ちもほぐれます。
日常のドタバタを忘れて自分だけの時間を楽しむ幸せなひと時です。
お母さんの味「和のそうざい近江屋」
おそうざいの近江屋さん。
江戸時代から続いているお店で美味しいお惣菜がたくさんあります。
美味しそうでしょ。
今日の料理は簡単に済ませたいので、副菜としてお惣菜を買いたいと思います。
お母さんが作ってくれたものがそのまま食卓に出たような感じで売っているんですよ。
きんぴらごぼうがいい匂いです。
サバの味噌もおいしそう。
お箸で取ってパックに入れてもらえます。
今日購入したのは、「あげナスの肉味噌はさみ」と「ザーサイとつきこんにゃくの炒めもの」です。
ビニール袋にザーサイ炒めを入れてゴムで口を縛ってくれるところが、どこか懐かしい。
汁が漏れることもないです。
ザーサイの炒め物は酸味の効いたピリ辛でコリコリとした独特の完食でお酒にも合うし、ご飯の上に乗せても美味しいんです。
あげナスの肉味噌はさみは、ナスがトロンとしてコクのある肉味噌との相性が抜群です。
コロッケもおいしい「大野屋牛肉店」
小さいこじんまりとしたお肉屋さんの「大野牛肉店」さん。
軒先のオレンジのテントは、天候によって広げたり畳めたり出来るものでしょうか。
雨ざらしのちょっと古めかしいテントです。
このようなテントを使っているお店って今は珍しいですよね。
でもこういうのを見るとなぜか落ち着くんですよ。
通り沿いにはコロッケなどの揚げ物がケースに並んでありますが、肉屋さんなのでもちろん、奥には肉のケースもあります。
今日、購入したい物は豚ひき肉と豚バラです。
量り売りだと欲しい分を買えるので便利ですよね。
お店の人:「今日は何にしますか?」
私:「豚ミンチ200グラムください。」
お店の人:「これくらいですね。」
私:「あー、もう少し足してください。」
なんてお店の人と会話しながら買い物ができるのがいいんです。
昔の竹の皮に似せた茶と白の模様の紙包みが懐かしいでしょ。
天然素材の風合いが感じられて、紙がしなやかに曲がってお肉を包んでいます。
この紙包みで渡されると懐かしさと温かみを感じるんですよ。
紙包みを広げるとお肉がふっくらとしていて奇麗なピンク色です。
大野牛肉店さんはその場で食べられるコロッケやメンチなどの揚げ物がたくさんあることでも人気なお店なんですよ。
私はコロッケが大好きです。
揚げたてのコロッケはサクサクで醤油やソースがなしでもおいしいです。
ペロっと食べちゃいますね。
昔の子供は、なけなしのお小遣いを握ってお肉屋さんのコロッケを買ってその場で食べたそうです。
おやつ代わりにコロッケを食べて幸せな気分になったことでしょう。
昔ながらの「うらしま」(布団&クリーニング)
布団屋さんもこんな感じで古めかしいんです。
「うらしま」さん。
看板を見ての通り、布団の打ち直しをこのお店でやってくれるんですよ。
店先には職人手作りの和調柄の座布団やまくらがあります。
ガーゼケットや数種類の枕の中には、昔からのそば殻の枕もありますよ。
値札には商品名や値段が手書きで書かれているのが懐かしいです。
うらしまさんはクリーニング店も兼ねています。
ワイシャツを引き取らなきゃ!
受付カウンターの前に立つと、清潔で爽やかな香りと化学物質の刺激的な香りが混ざってクリーニング屋さん独特な香りが鼻に入ってきますね。
神楽坂商店街付近のホテル
ヴィアイン飯田橋後楽園(JR西日本グループ)
「ヴィアイン飯田橋後楽園(JR西日本グループ)」は飯田橋から徒歩5分の場所にあり、神楽坂、東京ドーム、武道館は徒歩圏内です。
隣にスーパーがあるのでとても便利です。
UNPLAN kagurazaka
「UNPLAN kagurazaka」は1階にシックなカフェバーを備えてあります。共用の簡易キッチンを備えたモダンなホテルです。
神楽坂駅から徒歩3分の便利なロケーションです。
ホテルメトロポリタン エドモント
まとめ
私が住んでいる街の昭和レトロあふれる素朴で素敵なお店を紹介しました。
今回は手作り豆腐の「かつのとうふ」、豆大福が美味しい「五十鈴」、お母さんが作ったようなおそうざいの「近江屋」、お肉とコロッケが美味しい「大野屋牛肉店」、昔ながらの布団屋やとクリーニング店の「うらしま」の様子を綴りました。
昭和の面影が残る素敵なお店は、街の文化を伝える貴重な場所でもあるので、これからも存続して多くの人に楽しんでもらいたいと思います。
コメント